パリの薬草店で働く薬剤師のブログ

エルボリストリ薬草帖

片頭痛がつらい!

JUGEMテーマ:フィトテラピー

 

 

みなさまこんにちは。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

個人的な不調から、今回は皆様に「片頭痛」の際によいハーブのお話を。

 

 

 

 

 

日本にいた頃は特に片頭痛持ちではなかったのですが、フランスでよくある急激な天気、気温の変化、から片頭痛発作を度々起こすようになってしまいました。

 

 

必ず吐き気を伴い、時には嘔吐も。本当に辛い症状ですよね。

 

 

 

日頃からストレスケアとしてアダプトゲン植物の一種であるシベリアニンジンを摂るようにしているのですが、

 

 

先週パリでは16度と暖かい日があったにもかかわらず、翌日は最低気温5度に下がったり・・・

そして最近日が延びてきて間も無く夏時間に切り替わろうとしています。

冬は17時頃には日が暮れていますが、今ですと19時くらいまで明るいです。さらに夏に近づくと21時、22時近くまで明るい。という状態になります。

 

 

 

 

 

 

これに未だ身体が馴れません。

 

 

 

 

 

 

そして自律神経が乱れてしまい、片頭痛の発作が起きてしまいました。しかも今回は2日間に渡って。

初めて仕事を早退してしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はそんな症状に対して私自身が使用してみて、とても良かったハーブをご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

カラミント(Calamintha officinalis):消化機能の低下や、神経性の片頭痛によいハーブです。飲むと吐き気や重たい胃をすっきりさせてくれます。それとともにズキズキした痛みも和らぎます。

 

 

 

 

 

 

バーベナ(Verveine officinalis):レモンバーベナ(Lippia citriodora)と異なり、レモンのような香りはありません。この植物は鎮静作用があり、また胃の働きを促進してくれるので片頭痛やめまい、そのほか痛みの症状にとても良い植物です。

 

 

 

 

 

ゴツコラ (Centella asiatica):脳の機能をサポートするとともに精神を安定させてくれます。また水分の代謝を良くしてくれるのでむくみやすい方、胃がチャポチャポする感じがする時にオススメです。

 

 

 

 

 

 

 

(写真には2つしか写っていませんが)

この三つでなんとか辛い吐き気とズキズキした痛みは和らぎました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ以外にもジャーマンカモミールやメリッサを組み合わせても良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

そして片頭痛と言えば フィーバーフュー も忘れてはいけません。

こちらはハーブティーで摂っても良いですし、カプセルの形も摂りやすいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

片頭痛の原因には神経伝達物質のセロトニンも関係していると考えられていますので、セロトニンの前駆体である5-HTPを含むグリフォニアもフィトテラピーでよく用いられます。

 

 

 

 

 

 

そして季節の変わり目は胃腸が疲れやすいですし、特に春は臓器全体、特に肝臓をケアしてあげると良いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

もし同じような悩みでお困りの方がいらっしゃいましたら、ご紹介した植物でのケアを試してみると良いかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

頭痛もさまざま、ひとりひとり症状や原因が異なりますので、お気軽にご相談にいらしてくださいね。

 

 

 

 

それでは今回はこの辺で。季節の変わり目、皆さん体調にお気を付けください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

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