パリの薬草店で働く薬剤師のブログ

エルボリストリ薬草帖

イタリア・ローマの薬草店探訪 その1

JUGEMテーマ:フィトテラピー

 

みなさまこんにちは。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

今週は1週間お休みをいただいておりまして、久しぶりに旅に出てまいりました!

 

 

 

 

過去にエストニアを訪れた際に見てきた薬局レポートの記事(リンクはこちら)をアップしたように

今回もフランス以外の国で見たことをレポートしたいと思います!

 

 

 

訪れたのはイタリアの首都、ローマ。

 

 

 

 

 

ローマにも数多くの薬草店「Erboristeria エルボリステリア」 があるんです。

 

 

 

 

 

フランスと同じように古くから存在する伝統あるお店もあれば、普通の薬局がハーブを取り扱っているケース、そしてオーガニック・ナチュラル志向のお店がハーブを取り扱っているケース があるようでした。

 

 

 

 

 

実はローマには夫の叔母さま夫妻が住んでいます。

その叔母さまの行きつけの古いErboristeriaを紹介してもらいました。

 

 

 

 

こちら ANTICA ERBORISTERIA ROMANA

 

 

 

ローマの中心部、パンテオンの近くにあります。

 

許可を頂き店内の様子を撮影。そしてお店の人にたくさんお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

 

フランス語が話せる店員さん。そして居合わせたお客さんはフランス人。ということで終始フランス語で対応して頂きました。

 

このフランス人マダムも「ここはローマで一番よ!」と絶賛。お店の方は皆親身に相談に乗ってくれ、アドバイスも的確だそう。

 

 

 

私も同業だというお話をすると・・・

フランス人マダムの妹さんはフランスにおり、エルボリストリを探しているそうで

「働いているところ是非教えてちょうだい!」と言われましたのでHerboristerie du Palais Royalの情報もお伝えしておきました。

 

 

 

旅ではこんなこともあって面白いですよね!

 

 

 

 

さて、私もリラックスのブレンドと血流改善のブレンドをオーダーしてみました。

その場で秤で量りながらブレンドを目の前で作成してくれます。

 

 

 

イタリアにはエルボリスト(ハーバリスト)の資格が残っており、このようにハーブを調合してくれます。

フランスでは古いエルボリストリと薬局以外はブレンドをこのように調合することはできないんです。

 

 

ハーブの他にもチンキやジェモテラピーもたくさん取り揃えられていました。

 

既製品のエッセンシャルオイルをあまり見かけなかったところがフランスとの違いです。

でも相談するとバラ売りしてくれます。

 

 

 

奥には所狭しと化粧品類も豊富に取り揃えられておりました。

ものは試し、と メイク落としを購入。これもまたいい感じでしたよ。

 

 

 

 

 

午前中にお店に行ったので空いていましたが、たくさん常連さんがいる地元に愛されているお店だと感じました。

イタリアでもこのような植物を用いた体のケアは根強く残っているのですね。

 

 

ブレンドしてもらったティザンヌ

 

 

リラックスの方にはメリッサ、リンデン、ローズ、オレンジフラワー、パッションフラワー、コクリコ

血流改善の方には ゴツコラ、マロニエ、ブルーベリー(葉・実)、ギンコ、ホアハウンド

 

がブレンドされてます。

 

 

 

使用する植物に違いはありませんが、オリジナルのブレンドが愉しめて満足。

 

 

 

観光名所からもとても近いのでローマを訪れる際は是非、行って見てください。

 

 

 

ローマのエルボリステリア、オーガニックショップは他にも訪れましたので

この続きは その2 へ。

 

 

 

 

それではまた次回。

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

 

 

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